料理の専門家・講師、食事療法家など、料理を発信する機会も多い方たちのための、具体的でわかりやすい「料理レシピ基本の書き方」をご紹介します。
- 料理レシピをウェブ上で発信していきたい
- 教室主宰や講師業以外でも活動していきたい
でも・・・
✓書くことに苦手意識がある
✓レシピを書いたことがない
✓ウェブ上で発信するときの基本的なことを知りたい
という方のための、料理レシピの基本の書き方です。
最近では料理本を購入しなくても、パソコン・スマホで作りたいものを検索すれば、すぐにたくさんのレシピを見ることができます。
これを読んでいる方の中には、クックパッドやレシピブログなどの大型レシピサイトでレシピを投稿されている方もいらっしゃるかもしれません。
もしくは、ご自分のブログやウェブサイトでレシピを公開しているという方もいるでしょう。
せっかくレシピを書いて公開(ウェブ上に掲載)するのですから、おいしさが伝わって見た人に作ってもらえると嬉しいですよね!
今回は、初めて料理レシピを書くという方でもすぐに書き始められるように、具体的でわかりやすいレシピの書き方とそのコツを順番にお伝えしています。
また、料理レシピ作成のためのテンプレートプレゼントも用意していますので、ぜひ活用してください。
目次
レシピを書く前に
料理レシピは、媒体によって書き方やルールが異なり、実は書き方に「正解」はありません。
ですが、書く前にそのレシピは『誰のためのレシピなのか』を明確にすることが大切です。
そのレシピは、誰のためのレシピなのか?
- そのレシピを見る人、食べたいと思う人はどんな人?
- 年齢や家族構成、性別は?
子ども向けなのか、大人向けなのかでも好みの味は全く違います。
また、料理初心者向けなのかよりマニアック(プロ向け)なのかなど、レシピを作成するまえに誰に向けてレシピをつくるのか、一度考えてみましょう。
1番大事なのは「わかりやすさ」
世の中にはたくさんのレシピが溢れていますが
- 作ってみたいと思うレシピ/そうじゃないレシピ
- わかりやすいもの/わかりにくいもの
がありますよね。
その中でもいいレシピとは、どんなものでしょう。
いいレシピとは、「わかりやすく、見た人がすぐに作ってみたい」と思うレシピではないでしょうか。
- 料理初心者でも戸惑うことなく
- 手順どおりに作れて
- 完成できるもの
が理想です。 さらに、『一度作ってみて、また作りたいと思うレシピ』がいいレシピといえると思います。
写真はおいしそうだけど、手順通りに作っても戸惑ったり、中々手に入らないような材料を使っていたり、専門用語が並んでいたりするレシピは作りたいと思わないので、いいレシピとはいえません。
せっかく掲載するのですから、わかりやすく伝わるレシピを書いて、たくさんの人に自分のレシピを作ってもらい、おいしいと喜んでもらいたいと思いませんか。
レシピは「自分を知ってもらうためのツール」
例えば、料理家(料理教室講師)さんや料理を仕事にしている方にとって、レシピは自分の料理を伝えるための大切な手段です。
さらに、自分の料理を伝えるだけでなく、自分自身(自分の活動)を知ってもらうことができます。 自分らしさを表現できる場所でもあるのです。
いわば、レシピは「名刺」のようなもの。
今後、活動の場が広がっていくきっかけにもなり得ます。
自分自身を知ってもらうためにも、ぜひ「わかりやすいレシピ」を書いていきましょう。
レシピを書く順番
では、早速レシピを書いてみましょう。
1.タイトルを考える
誰のためのレシピなのか決めたら、レシピ名(タイトル)を考えよう。
2.料理の説明を書く
レシピを書くまえに、料理の簡単な説明を書いてみよう。
どんな料理なのか、どこの国の料理なのかなど、そのレシピを作ってみたいと思うような内容を3~4行ほどで簡単に書きます。
3.材料を表記する順番
まず、何人分なのか何個分なのか、完成したときの分量を必ず書きます。
材料は、「主材料 → 副材料 → 調味料 → トッピング(お好みでなど)」のように順に書きましょう。
4.作り方は、工程ごとにわけて書く
作り方は大きく「下準備(したごしらえ) → 調理 → 仕上げ」の工程にわけて書きます。
5.料理のコツ・ポイントを書く
レシピの最後に、料理のコツやポイント、注意点などを書くと親切です。
余裕がある方は、補足としてお役立ち情報・豆知識を書くのもおすすめです。
特に、健康系料理サイトや食事法などを紹介する媒体では、使用する主材料や旬の食材の特徴や栄養素などを書くと喜ばれることも多いです。
お役立ち情報を書く場合は、あくまでも補足として、長くなりすぎないようにしましょう。 長くなる場合は、レシピに書くのではなく「よみもの(記事)」として別途書くのが好ましいです。
6.おいしそうな写真を添える
レシピ写真がおいしそうだと、それだけで作ってみたい、食べてみたいと思います。
実際にいろんなレシピを検索してみて、あなた自身がおいしそうだな、作ってみたいなと思う写真を真似してみましょう。 写真に苦手意識を持たずに、まずは真似して撮ってみるところから始めてみてください。
以上、1~6まで順序どおりに取り組むと、基本のレシピを完成させることができますが、これだけだといいレシピとして完成形とはいえないかもしれません。
あなたが(料理)講師や料理家として、仕事としての発信を目指すなら、さらにレシピをわりやすくより伝わるものにする必要があります。
ここでお伝えしているレシピの書き方は、自分のためにメモするレシピではなく、他の誰かが見るものです。
ですので、今回読んでいただいている方だけに、より伝わるレシピにするために押さえてほしいポイント8つご紹介したいと思います。
8つのポイントは、決して難しいことではないのですが、知っているのと知らないのとでは「雲泥の差」を生むんです。
私はこれまで多くの料理家さんや食事療法教室・料理教室の講師、企業などのウェブサイト記事制作やレシピ制作を担当、サポートしてきました。 中には、検索順位1位になっているものや、ビッグキーワードで上位表示されているものもあります。
ここ数年で(2023年6月現在)、約400記事ものウェブ執筆の企画やサポートをおこなってきました。
その経験をふまえて、絶対に押さえて欲しいポイントだけをご紹介しています。
このポイントは、レシピだけではなくブログなどの記事(文章)を書くうえでも非常に役立ち、とても重要で基本的なことなのですが、多くの人が見落としがちなことでもあるんです。
レシピを格段にわかりやすく、伝わるものにするために押さえてほしい8つのポイントを今回、【わかりやすく伝わるレシピに『絶対』はずせない、8つのポイント】として、お伝えしています↓
また、今回登録してくださった方には【料理レシピの書き方テンプレート】をプレゼントいたします。
【わかりやすく伝わるレシピに『絶対』はずせない、8つのポイント】 |
レシピの読者を思い、想像しながら書いてみてください。
相手のことを思い気遣って書いたレシピは、自然とわかりやすく伝わるレシピになるはずです!