今回は、『毒を溜めない食べ方』について。
この記事は、メールマガジンで大変多くの方に読んでいただいたので、ウェブサイトでもご紹介したいと思います。
秋~冬の過ごし方や食べ方の参考としてご紹介していますが、一年中参考にしていただけます。
目次
バランスが崩れやすいときこそ意識したい「毒を溜めない食べ方」
段々寒くなってくると、自然と消化力も高まり、食欲もアップ、おいしく食を楽しむ時期に入りました。
11~12月は、忙しかったりイベントが続いたりで外出先でも自宅でも「食」のバランスが崩れてしまいがち。
そこで、今回はどなたでも取り入れられる『毒を溜めない食べ方』をご紹介いたします!
何を食べるかも大切。同じくらい大切なのが普段の「食べ方」なんです
何を食べるか?
に多くの方は意識が行きがちです・・・
何を食べるか?
は、ももちろん大切ですが
「食べ方」も同じくらい大切だってご存じでしたか?
ここ10年ほどは、毒だし、デトックス、ファスティングなど流行ってますし、私自身ファスティングを定期的に取り入れて10年以上経ちます。
ですが、毒を溜めない体の基本は、普段の「食べ方」にあります。
誰でも、すぐに取り入れられる!毒を溜めない食べ方
- 腹八分目(小食)
お腹いっぱいになるまで食べようとせず、その一歩手前で終える習慣をつくる。
ゆっくり食べる、よく噛んでいただくのもコツ。
「腹八分目は、医者いらず」といわれるほど、昔から健康でいるための基本です。 - 身土不二
自分が暮らしている土地の旬のものをいただくということ。
土地と身体は切っても切り離せない関係。その土地で育った旬のものをいただくことで、心身のバランスが整うという考え。
環境にもやさしくエコな食の選択の1つですね! - 自分のお腹に聞いていただく
小食とも重複しますが、消化力は人それぞれ。食べる量もひとそれぞれです。
消化力を乱すような食べ方を避けるのが大切。目安としては、食べた後すぐに眠くなるという人は、消化力以上の量を食べていますので気をつけてください。
空腹を感じていないときに、無理して食べるというのも控えましょう。 - 季節・時間に合った食べ方
旬の食材をいただくというのはもちろん、夜遅くに食べないなど時間や体調を考慮する。 - 食事前後30分、食間に水を飲まない
食事前後30分や食間に水分を摂取すると消化液が薄まります。 - 規則正しい時間に食べる
就寝前に食べるなど、消化力を乱したり身体に負担をかける食べ方をしない。
ある程度、規則正しいリズムを持っておくことが大事。 - 楽しんで味わう
食事を楽しむこと。このことは一番といっていいくらい大切ですよね。
以上です。
つい楽しくて、ついおいしすぎて、食べ過ぎ・飲み過ぎてしまう時期・・・あまり難しいことを考えすぎず、神経質になりすぎず、できることから取り入れることが『毒を溜めない食べ方』でおすすめしていることです。
上記はどなだでも、無理なく取り入れられることをご紹介しましたが、さらにもっと詳しく食養生(食事法)に沿って毒を食べない食べ方を実践したいという方には、アーユルヴェーダ的食事のルールもご紹介したいと思います。
アーユルヴェーダ的食事の8つのルール
- 食事の量
ドーシャ(アーユルヴェーダの性質)のバランスを乱さず、適度に消化される、自分に合った適量を摂る。 - 食品の性質
ドーシャ(性質・体質)を考慮しながら摂る。 - 食品の調理法
食べ物は調理すると変化するため、どういう調理法で食べるとよいかを考えていただく。 - 身土不二(または地産地消)
暮らしている土地の旬のものをいただく。
身土不二とは、土地と身体は切っても切り離せない関係で、相互に影響し合い、バランスをとっているということ。
身土不二と地産地消の意味はイコールではありませんが、地産地消の意味も含まれています。地産地消であることは、環境にもやさしく、エコな食べ方につながります。
土地の3つの特徴も考慮するとよい。 - 時間
消化力は時間によっても異なる。
季節の変化に応じた食べ方をする、その日の状態に合わせて調整するなど。 - 味と健康
6つのラサを考慮した食べ方、特定の味の過剰摂取をおこなわないなど。 - 食品の組み合わせ
同時に摂ると負担がかかる食材の組み合わせに気を付ける。
冷たいものと熱いものを同時に摂るなど・・・ほか、個人差もあるので、自分のことをよく観察する習慣を身につけるとよい。 - 食品を食べる人の適合性
食品の適合性は、国によっても国内であれば地域によっても大きく異なるが、遺伝子レベルで影響を与えているため考慮する。
大切なのは自分自身を観察する習慣
いかがでしたか?
つぎにご紹介した食べ方は、正直アーユルヴェーダをご存じない方には少し難しく感じたり、わからない部分もあると思います。
ですが、食べ方の基本は、「自分のことを観察する習慣を身につけること」これにつきます。
メディアや健康に詳しい友人が「いいよ」と言っていることがあなたに合うとは限りません。
いいと直感で感じた情報を実際に取り入れてみたら、あなた自身をよく観察してみてください。
合わないと感じたことや辛すぎると感じることは、無理してやることはありません。それは、心にとって「毒」となり得てしまうから・・・
あなたは普段、どのくらい食べ方に意識をして食事をいただいていますか?
あまり神経質になりすぎることは体にも、心にもよくないですが、これらのルールをご自分の食生活やライフスタイルに照らし合わせて、バランスよく上手に取り入れてみてくださいね。すると、いつの間にか自然と、毒を溜めない食べ方が習慣になり身についていきます。
普段お仕事がお忙しく、自宅でも外出先でも食事のバランスが乱れてしまいがちという方や、外食の増える休日、ホリデーシーズンなどを健康的に楽しむためにも、無理のない範囲でできることから取り入れてみるというのをおすすめいたします。
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