【自然にそった暮らし】第三十候「半夏生 はんげしょうず」夏至・末候

今回は、自然にそった暮らし、七十二候の第三十候「半夏生」ついて。
半夏生は、「はんげしょうず」と読みます。

二十四節気では「芒種」から「夏至」へと移りました。半夏生は、「夏至」の七十二候、最後の末候です。
いまの7月1日~6日ころになります。

七十二候は、自然に寄り添う暮らし方の知恵を紹介してくれています。
そのなかでも、EATでは旬の食材についてご紹介しています。自然にそった食べ方の参考にしていただけると嬉しいです。

二十四節気「夏至(げし)」

夏至とは、「夏に至る」と書くように、これから夏の盛りへと向かっていくころです。1年でもっとも昼が長く、夜が短い時期です。
暑さは増していきますが、夏至の日を境に日照時間が冬に向かって少しずつ短くなっていきます。

冬至には、小豆かぼちゃを食べる、ゆず湯に入るなどの全国的な風習がありますが、夏至は地域によって異なります。関東では焼き餅、関西ではタコが食べられています。

七十二候「半夏生 (はんげしょうず)」

カラスビシャク

新暦で7月1日~6日ころ。

半夏生とは、半夏(はんげ)が生えはじめるころのことです。
半夏とは、植物の烏柄杓(からすびしゃく)のこと。半夏は漢方薬としても用いられています。

半夏生(はんげしょう)という葉が緑から白へ変化していく植物もありますが、七十二候の半夏生は烏柄杓のことだといわれています。

梅雨明け間近のこの時期、田植えが終わり、農業の節目とされています。
半夏にはたこ、さば、うどんを食べるなど、地方によって違ったならわしがあります。

旬の食材「おくら」

おくら

おくらの旬は6月から8月です。

おくらのネバネバは、ペクチン、ガラクタン、アラバンなどの食物繊維で、腸を整えてくれます。
また、抗酸化作用のあるβカロテンや、体内の塩分を排泄してくれるカリウムも含まれています。さらに、カルシウムも豊富です。

おくらはアクやうぶ毛があるので下処理が必要です。

おくらの下処理

  1. よく洗い、ヘタやガクを切る
  2. 塩を振ってまな板の上でコロコロと板ずりをする
  3. 軽く水洗いし生でいただくか、茹でる場合は短時間で茹でる

おくらは細かく切るほど粘り気がでます。

おくらは色が濃く、うぶ毛がしっかりと残っているものがよいです。成長しすぎると苦みがでてくるので、あまり大きすぎないものを選びましょう。

暖かい場所で育つ野菜なので、保存する際は冷やしすぎると低温障害を起こすことがあります。水気をよく切り、野菜室で保存しましょう。

旬の食材は栄養価も高く、一番おいしいとき!
皆さんはおくらで何を作りますか?

「身土不二」暮らす土地の旬の食材をたくさんいただきたいですね!!

 

【七十二候とは】
日本には、一年を4つに分けた「春夏秋冬」のほかに、一年を24等分し季節を表す「二十四節気」、さらに細かく一年を72等分した「七十二候」という暦があります。
七十二候は、四季折々のできごとをそのまま名前にしていて、5日ごとに新しい季節に移ります。
日本人は昔から、七十二候を田植えや稲刈りなど農耕の目安にし、節分やお彼岸、土用など季節の節目を知る暦として使っています。今では私たちの暮らしの中に溶け込み、馴染み深いものも少なくありません。また、七十二候では、植物や生き物たち、旬の食材などが紹介され、こまやかな季節の移ろいを感じるとることができます。
気候変動によって気候の変化も大きい現代には、少しずれているところもあるかもしれませんが、自然に寄り添う暮らしを思い出させてくれる知恵がいっぱいつまっています。

 

 

参考:白井明大・有賀一広(2020)『日本の七十二候を楽しむー旧暦のある暮らしー』角川書店.

 

 

写真=photoAC,pixabay
文=板倉由佳

 

EAT

Eat Act Tokyo 編集部 I つくる喜び、たべる楽しさ『自然にそった食べ方、暮らし方』をテーマに季節の食材を使ったレシピや心地よい食べ方を発信。私たちにも、地球にも、やさしい食べ方や暮らし方をご紹介しています。

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