【自然にそった暮らし】第三十三候「鷹乃学習 たかすなわちわざをならう」小暑・末候

今回は、自然にそった暮らし、七十二候の第三十三候「鷹乃学習」ついて。
鷹の学習は、「たかすなわちわざをならう」と読みます。

七十二候は小暑の次候「蓮始開」から末候「鷹乃学習」へと移りました。
いまの7月17日~21日ころになります。

七十二候は、自然に寄り添う暮らし方の知恵を紹介してくれています。
そのなかでも、EATでは旬の食材についてご紹介しています。自然にそった食べ方の参考にしていただけると嬉しいです。

二十四節気「小暑(しょうしょ)」

小暑とは、梅雨明けが近づき、暑さがどんどん増すころ。

小暑から立秋の前日までが、暑中見舞いを出す時期になります。まだ雨の日が続いている場合は、梅雨明けしてから出すのがよいようです。

七十二候「鷹乃学習 (たかすなわちわざをならう)」

鷹乃学習

新暦で7月17日~21日ころ。
春に生まれた鷹のひなが、飛び方をおぼえ、巣立ちの準備をするころ。

夏の土用は立秋前の十八日間のことです。
土旺用事(どおうようじ)の略で、土用の時期にある丑の日が、土用の丑の日になります。

夏の土用には「『う』のつく食べ物を食べるとよい」といわれています。うなぎや、梅干し、うどんなどです。また土用しじみ、土用餅(土用に食べるあんころ餅)、土用卵(夏土用の時期に鶏が産み落とした卵)など、暑さに負けぬよう精のつくものを食べる習慣が広まっています。

旬の食材「モロヘイヤ」

小暑食材「モロヘイヤ」

モロヘイヤはアラビア語で「王家の野菜」という意味があるそうです。
古代エジプトで重い病にかかった王様が、モロヘイヤのスープを飲んで治ったからその名がつけられたという説があります。

モロヘイヤにはホウレンソウや春菊の2倍以上のβカロテンが含まれています。抵抗力を高め、目、皮膚、粘膜の健康を保つ働きがあるといわれています。ビタミンE、ビタミンCも豊富で、免疫力を高めてくれます。
また、モロヘイヤは植物ですが、カルシウムはめざしやしらすなどの小魚よりも多いです。

モロヘイヤはアクが強い野菜なのでさっと茹でていただきましょう。長時間茹でると栄養が損なわれてしまうので短時間で茹でます。

おひたし、天ぷら、スープ、炒め物などでいただけます。
葉は刻むことでぬめりが増すので、刻んでドレッシングに混ぜたり、冷ややっこの上に薬味としてのせるのもおすすめです。

旬の食材は栄養価も高く、一番おいしいとき!
皆さんはモロヘイヤで何を作りますか?

「身土不二」暮らす土地の旬の食材をたくさんいただきたいですね!!

 

【七十二候とは】
日本には、一年を4つに分けた「春夏秋冬」のほかに、一年を24等分し季節を表す「二十四節気」、さらに細かく一年を72等分した「七十二候」という暦があります。
七十二候は、四季折々のできごとをそのまま名前にしていて、5日ごとに新しい季節に移ります。
日本人は昔から、七十二候を田植えや稲刈りなど農耕の目安にし、節分やお彼岸、土用など季節の節目を知る暦として使っています。今では私たちの暮らしの中に溶け込み、馴染み深いものも少なくありません。また、七十二候では、植物や生き物たち、旬の食材などが紹介され、こまやかな季節の移ろいを感じるとることができます。
気候変動によって気候の変化も大きい現代には、少しずれているところもあるかもしれませんが、自然に寄り添う暮らしを思い出させてくれる知恵がいっぱいつまっています。

参考:白井明大・有賀一広(2020)『日本の七十二候を楽しむー旧暦のある暮らしー』角川書店.

 

 

写真=pixabay,photoAC
文=板倉由佳

EAT

Eat Act Tokyo 編集部 I つくる喜び、たべる楽しさ『自然にそった食べ方、暮らし方』をテーマに季節の食材を使ったレシピや心地よい食べ方を発信。私たちにも、地球にも、やさしい食べ方や暮らし方をご紹介しています。

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