【自然にそった暮らし】第六十九候「雉始雊 きじはじめてなく」小寒・末候

今回は、自然にそった暮らし、七十二候の第六十九候「雉始雊」について。
雉始雊は、「きじはじめてなく」と読みます。

七十二候は小寒の次候「水泉動」から末候「雉始雊」へ移りました。
いまの1月15日~19日ころになります。

七十二候は、自然に寄り添う暮らし方の知恵を紹介してくれています。
そのなかでも、EATでは旬の食材についてご紹介しています。自然にそった食べ方の参考にしていただけると嬉しいです。

二十四節気「小寒(しょうかん)」

小寒とは最も寒い時期となる前半の時期です。「寒の入り(かんのいり)」がこのころです。
寒中見舞いを出すのは、小寒から節分までの期間になります。

七十二候「雉始雊(きじはじめてなく)」

雉始雊

新暦で1月15日~19日ころ。

雉始雊とは、雉のオスがメスを求めて「ケーン、ケーン」と甲高い声で鳴くころです。
メスは全体的に茶褐色ですが、オスは目の周りに赤い肉腫があり、羽は光の加減により深緑色からエメラルドのような美しい色をしています。

1月15日は小正月。この日までが松の内。
小正月には小豆粥を食べる習わしがあります。

旬の食材「かぶ」

冬の味覚「かぶ」

かぶの旬は秋~冬です。
かぶは春の七草のひとつ「すずな」で、古くから日本でも食べられてきました。

寒さが厳しくなると凍らないようにうま味や甘味を蓄えるので、出汁がよく出て、鍋や煮込み料理を更に美味しくしてくれる野菜のひとつです。

かぶの丸く膨らんだ部分は根ではなく胚軸という部分です。胚軸の下の細長い部分が根です。

かぶの葉と胚軸では含まれる栄養が全く違います。
かぶの葉にはビタミン類、鉄分、食物繊維、カルシウムが豊富に含まれています。また、β-カロテンを多く含むので、免疫力を高めたり、髪や肌の健康維持によいといわれています。

胚軸の部分にはビタミンCやアミラーゼが含まれています。アミラーゼには、でんぷんの分解、吸収を助ける働きがあるといわれています。

かぶの選び方
皮にハリとツヤがあるもの、ずっしりと重みのあるもの、胚軸と葉のつなぎめが変色していないもの、葉は濃い緑でシャキッとしているものを選びましょう。

葉がついたまま保存すると、葉に水分をとられてしまうので、すぐに葉は切りましょう。
胚軸は新聞紙などに包みビニール袋などに入れて野菜室へ。葉は日持ちしないので、ラップなどで包み1~2日以内に調理しましょう。

 

旬の食材は栄養価も高く、一番おいしいとき!
皆さんはかぶで何を作りますか?

「身土不二」暮らす土地の旬の食材をたくさんいただきたいですね!!

 

【七十二候とは】
日本には、一年を4つに分けた「春夏秋冬」のほかに、一年を24等分し季節を表す「二十四節気」、さらに細かく一年を72等分した「七十二候」という暦があります。
七十二候は、四季折々のできごとをそのまま名前にしていて、5日ごとに新しい季節に移ります。
日本人は昔から、七十二候を田植えや稲刈りなど農耕の目安にし、節分やお彼岸、土用など季節の節目を知る暦として使っています。今では私たちの暮らしの中に溶け込み、馴染み深いものも少なくありません。また、七十二候では、植物や生き物たち、旬の食材などが紹介され、こまやかな季節の移ろいを感じるとることができます。
気候変動によって気候の変化も大きい現代には、少しずれているところもあるかもしれませんが、自然に寄り添う暮らしを思い出させてくれる知恵がいっぱいつまっています。

参考:白井明大・有賀一広(2020)『日本の七十二候を楽しむー旧暦のある暮らしー』角川書店.

 

写真=pixabay
文=板倉由佳

EAT

Eat Act Tokyo 編集部 I つくる喜び、たべる楽しさ『自然にそった食べ方、暮らし方』をテーマに季節の食材を使ったレシピや心地よい食べ方を発信。私たちにも、地球にも、やさしい食べ方や暮らし方をご紹介しています。

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