【自然にそった暮らし】第五十一候「蟋蟀在戸 きりぎりすとにあり」寒露・末候

今回は、自然にそった暮らし、七十二候の第五十一候「蟋蟀在戸」について。
蟋蟀在戸は、「きりぎりすとにあり」と読みます。

七十二候は寒露の次候「菊花開」から末候「蟋蟀在戸」へと移りました。
いまの10月18日~22日ころになります。

七十二候は、自然に寄り添う暮らし方の知恵を紹介してくれています。
そのなかでも、EATでは旬の食材についてご紹介しています。自然にそった食べ方の参考にしていただけると嬉しいです。

二十四節気「寒露(かんろ)」

寒露とは、露が冷たく感じられ、朝晩の冷えが増すころです。

秋の夕暮れを表現している、「釣瓶落とし(つるべおとし)」という言葉があります。日が傾きはじめると、空が茜色に染まり、あっという間に日が落ちる様子を表しています。秋の季語にもなっています。

七十二候「蟋蟀在戸(きりぎりすとにあり)」

寒露末候蟋蟀在戸 きりぎりすとにあり

新暦で10月18日~22日ころ。

蟋蟀在戸とは、秋が深まり、野にいた虫たちが軒先で鳴きはじめるころのことです。

現在では「蟋蟀」は「こおろぎ」と読み、「きりぎりす」には「螽斯」という漢字がありますが、この「蟋蟀在戸」は「きりぎりすとにあり」と読みます。昔はこおろぎのことをきりぎりすと呼んでいたためという説もありますが、秋に鳴く虫の総称ともいわれています。

旬の食材「柿」

旬の食材「柿」

柿の旬は10月~11月。

「柿が色づくと医者が青くなる」という言葉があるほど、柿には栄養がたっぷりです。
風邪予防によいとされるビタミンCを多く含み、柿1個で1日のビタミンCが摂れるほどといわれています。

また、渋みのもととなるシブオール(タンニン)は血液中のアルコールを排出してくれ、血中アルコールの濃度の上昇を防いでくれるので、二日酔いに効果があるとされています。食物繊維、カリウムも豊富です。

柿は実だけでなく、葉にもビタミンCが豊富で、柿の葉茶などもあります。

柿の選び方:
葉が4枚揃っていて、実にぺたりとくっついているもの、やわらかすぎず、皮は濃いオレンジ色で、ツヤがあり、ずっしりと重みのあるものを選びましょう。

柿は熟すのが早く、2~3日で完熟するものもあります。
柿を長持ちさせるには、ヘタのサイズに切ったキッチンペーパーまたはティッシュを濡らしたものを用意し、それをひいた上にヘタが下になるように置き、冷蔵庫の野菜室で保存するとよいです。

柔らかくなりすぎてしまった柿は、ジャムやドレッシングにしたり、冷凍してシャーベットにするのもおすすめです。

旬の食材は栄養価も高く、一番おいしいとき!
皆さんは柿で何を作りますか?

「身土不二」暮らす土地の旬の食材をたくさんいただきたいですね!!

 

【七十二候とは】
日本には、一年を4つに分けた「春夏秋冬」のほかに、一年を24等分し季節を表す「二十四節気」、さらに細かく一年を72等分した「七十二候」という暦があります。
七十二候は、四季折々のできごとをそのまま名前にしていて、5日ごとに新しい季節に移ります。
日本人は昔から、七十二候を田植えや稲刈りなど農耕の目安にし、節分やお彼岸、土用など季節の節目を知る暦として使っています。今では私たちの暮らしの中に溶け込み、馴染み深いものも少なくありません。また、七十二候では、植物や生き物たち、旬の食材などが紹介され、こまやかな季節の移ろいを感じるとることができます。
気候変動によって気候の変化も大きい現代には、少しずれているところもあるかもしれませんが、自然に寄り添う暮らしを思い出させてくれる知恵がいっぱいつまっています。

 

参考:白井明大・有賀一広(2020)『日本の七十二候を楽しむー旧暦のある暮らしー』角川書店.

 

写真=pixabay,photoAC
文=板倉由佳

 

EAT

Eat Act Tokyo 編集部 I つくる喜び、たべる楽しさ『自然にそった食べ方、暮らし方』をテーマに季節の食材を使ったレシピや心地よい食べ方を発信。私たちにも、地球にも、やさしい食べ方や暮らし方をご紹介しています。

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