【自然にそった暮らし】第六十四候「乃東生 なつかれくさしょうず」冬至・初候

今回は、自然にそった暮らし、七十二候の第六十四候「乃東生」について。
乃東生は、「なつかれくさしょうず」と読みます。

二十四節気では「大雪」から「冬至」へと移りました。乃東生は、「冬至」のはじめの七十二候、初候です。
いまの12月21日~25日ころになります。

七十二候は、自然に寄り添う暮らし方の知恵を紹介してくれています。
そのなかでも、EATでは旬の食材についてご紹介しています。自然にそった食べ方の参考にしていただけると嬉しいです。

二十四節気「冬至(とうじ)」

冬至とは、1年で最も昼が短く、夜が長い日です。
太陽が復活する日と考えられ、縁起のよい日ともされてきました。古代では冬至が1年のはじまりだったそうです。

七十二候「乃東生(なつかれくさしょうず)」

乃東生

新暦で12月21日~25日ころ。

乃東生とは、たくさんの草木が枯れていく中、夏枯草と呼ばれるうつぼ草が芽を出しはじめるころです。

「風」のことを昔は「し」と呼んでいたそうで、激しく吹く風のことを「風巻(しまき)」といいます。そして激しい風が吹く中、雪が降る様子を「雪風巻(ゆきしまき)」といいます。

旬の食材「ゆず」

冬至

ゆずの旬は黄ゆずが11月~1月ころ、青ゆずが8月ころです。
ゆずは焼き魚や漬物、鍋にもよく合いますね。

ゆずには風邪予防が期待されるビタミンCが豊富に含まれています。また水溶性食物繊維であるペクチンが多く含まれ、これが腸を整えてくれるといわれています。さらに、クエン酸やりんご酸などの有機酸も含まれており、疲労回復効果が期待できます。

そして、冬至といえばゆず湯ですね。
「冬至」=「湯治」、「ゆず」=「融通」がきくといった具合に語呂合わせではじまったという説があります。古代では1年のはじまりの日だったことから冬至にゆず湯に入り、体を清める禊の意味があったようです。

また、ゆずに含まれるリモネンなどの成分が血流を促し、体を温める効果があるともいわれています。

ゆず湯はゆずを丸ごと入れるのもよいですが、半分に切ったり、輪切りにして袋に入れてから湯へ入れると香りが濃くなるのでおすすめです。
また皮のみ入れる、しぼり汁のみ入れるなど、さまざまな方法があるようです。

旬の食材は栄養価も高く、一番おいしいとき!
皆さんはゆずで何を作りますか?

「身土不二」暮らす土地の旬の食材をたくさんいただきたいですね!!

 

【七十二候とは】
日本には、一年を4つに分けた「春夏秋冬」のほかに、一年を24等分し季節を表す「二十四節気」、さらに細かく一年を72等分した「七十二候」という暦があります。
七十二候は、四季折々のできごとをそのまま名前にしていて、5日ごとに新しい季節に移ります。
日本人は昔から、七十二候を田植えや稲刈りなど農耕の目安にし、節分やお彼岸、土用など季節の節目を知る暦として使っています。今では私たちの暮らしの中に溶け込み、馴染み深いものも少なくありません。また、七十二候では、植物や生き物たち、旬の食材などが紹介され、こまやかな季節の移ろいを感じるとることができます。
気候変動によって気候の変化も大きい現代には、少しずれているところもあるかもしれませんが、自然に寄り添う暮らしを思い出させてくれる知恵がいっぱいつまっています。

 

参考:白井明大・有賀一広(2020)『日本の七十二候を楽しむー旧暦のある暮らしー』角川書店.

 

写真=pixabay
文=板倉由佳

 

EAT

Eat Act Tokyo 編集部 I つくる喜び、たべる楽しさ『自然にそった食べ方、暮らし方』をテーマに季節の食材を使ったレシピや心地よい食べ方を発信。私たちにも、地球にも、やさしい食べ方や暮らし方をご紹介しています。

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