【自然にそった暮らし】第六十七候「芹乃栄 せりすなわちさかう」小寒・初候

今回は、自然にそった暮らし、七十二候の第六十七候「芹乃栄」について。
芹乃栄は、「せりすなわちさかう」と読みます。

二十四節気では「冬至」から「小寒」へと移りました。芹乃栄は、「小寒」のはじめの七十二候、初候です。
いまの1月5日~9日ころになります。

七十二候は、自然に寄り添う暮らし方の知恵を紹介してくれています。
そのなかでも、EATでは旬の食材についてご紹介しています。自然にそった食べ方の参考にしていただけると嬉しいです。

二十四節気「小寒(しょうかん)」

小寒とは最も寒い時期となる前半の時期です。「寒の入り(かんのいり)」がこのころです。
寒中見舞いを出すのは、小寒から節分までの期間になります。

七十二候「芹乃栄(せりすなわちさかう)」

どんど焼き

新暦で1月5日~9日ころ。
芹乃栄とは、芹が冷たい沢の水辺に生えてくるころのことです。

どんど焼きが各地で行われる時期です。
どんど焼きの火や煙にあたることで、1年の無病息災、家内安全、商売繁盛、豊作などを願います。やぐらをたて、お正月飾りやお守り、書き初めを持ち寄り一緒に燃やします。地域によって異なりますが、小正月の1月15日ころまでにおこなわれるところが多いようです。

旬の食材「春の七草」

七草2

春の七草とは、せり、なずな、ごぎょう、はこべら、ほとけのざ、すずな(蕪)、すずしろ(大根)です。

1月7日は七草の日です。
五節句のひとつである人日の節句(1月7日)の朝に春の七草の入った、七草粥が食べられてきました。1年の無病息災を願い、いただきます。また、おせち料理で食べすぎた胃を休めるといった意味も込められているといわれています。

日本には「若菜摘み」という雪の間から出てきた新しい命をいただく風習があり、また中国では人日の節句に7種類の野菜を入れた暖かいスープを食べて無病息災を願っていたそうです。
諸説ありますが、この日本の若菜摘みと中国からきた風習が合わさって、1月7日に七草粥を食べるようになったといわれています。

旬の食材は栄養価も高く、一番おいしいとき!
皆さんは春の七草で何を作りますか?

「身土不二」暮らす土地の旬の食材をたくさんいただきたいですね!!

 

【七十二候とは】
日本には、一年を4つに分けた「春夏秋冬」のほかに、一年を24等分し季節を表す「二十四節気」、さらに細かく一年を72等分した「七十二候」という暦があります。
七十二候は、四季折々のできごとをそのまま名前にしていて、5日ごとに新しい季節に移ります。
日本人は昔から、七十二候を田植えや稲刈りなど農耕の目安にし、節分やお彼岸、土用など季節の節目を知る暦として使っています。今では私たちの暮らしの中に溶け込み、馴染み深いものも少なくありません。また、七十二候では、植物や生き物たち、旬の食材などが紹介され、こまやかな季節の移ろいを感じるとることができます。
気候変動によって気候の変化も大きい現代には、少しずれているところもあるかもしれませんが、自然に寄り添う暮らしを思い出させてくれる知恵がいっぱいつまっています。

 

参考:白井明大・有賀一広(2020)『日本の七十二候を楽しむー旧暦のある暮らしー』角川書店.

 

写真=pixabay,photoAC
文=板倉由佳

EAT

Eat Act Tokyo 編集部 I つくる喜び、たべる楽しさ『自然にそった食べ方、暮らし方』をテーマに季節の食材を使ったレシピや心地よい食べ方を発信。私たちにも、地球にも、やさしい食べ方や暮らし方をご紹介しています。

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