【自然にそった暮らし】第七十二候「鶏始乳 にわとりはじめてとやにつく」大寒・末候

今回は、自然にそった暮らし、七十二候の第七十二候「鶏始乳」について。
鶏始乳は、「にわとりはじめてとやにつく」と読みます。

七十二候は大寒の次候「水沢腹堅」から末候「鶏始乳」へ移りました。
いまの1月30日~2月2日ころになります。

七十二候は、自然に寄り添う暮らし方の知恵を紹介してくれています。
そのなかでも、EATでは旬の食材についてご紹介しています。自然にそった食べ方の参考にしていただけると嬉しいです。

二十四節気「大寒(だいかん)」

大寒とは、一年の中でもっとも寒さが厳しいころです。
冬の最後の節季。大寒の最後の日は、節分です。

大寒の朝の水は「寒の水」といわれ、年間を通して腐らないといわれ保存に適しているといわれていました。この寒の水を使って、味噌、お酒、お醤油などを仕込んだそうです。

七十二候「鶏始乳(にわとりはじめてとやにつく)」

鶏始乳

新暦で1月30日~2月2日ころ。

鶏始乳とは、にわとりが春の訪れを感じて、卵を産むころです。

「節分」は本来、立春・立夏・立秋・立冬それぞれの前日、1年に4回とされていました。1年の節目である春の節分に重きが置かれるようになり、また季節の変わり目は邪気が入りやすいといわれることから、節分に邪気を払い、無病息災を願うようになったそうです。

旬の食材「金柑」

金柑「大寒」旬の野菜

金柑の旬は12月~2月です。
そのまま食べても、ジャムや甘露煮にしてもおいしい金柑。のど飴にもなっていますね。
乾燥させた柑橘類の皮は昔から「陳皮(ちんぴ)」と呼ばれ、のどの痛みや咳を鎮めるものとして用いられてきました。

金柑には抗酸化作用があるといわれるビタミンCが豊富です。またビタミンCはコラーゲン生成にも役立つ栄養素です。
また、金柑にはポリフェノールの一種であるヘスペリジンという成分も含まれています。ヘスペリジンはビタミンCの吸収を促進してくれたり、血管を強くする効果が期待できるといわれています。ヘスペリジンは皮に多く含まれているので、皮ごといただける金柑はヘスペリジンを摂るのによい食材です。
さらに、健康な骨や歯を作るうえで欠かせない、カルシウムも含まれています。

金柑の選び方
皮に青い部分がなく濃い橙色のもの、皮にツヤとハリがあるもの、重みがしっかりとあるものを選びましょう。

旬の食材は栄養価も高く、一番おいしいとき!
皆さんは金柑で何を作りますか?

「身土不二」暮らす土地の旬の食材をたくさんいただきたいですね!!

 

【七十二候とは】
日本には、一年を4つに分けた「春夏秋冬」のほかに、一年を24等分し季節を表す「二十四節気」、さらに細かく一年を72等分した「七十二候」という暦があります。
七十二候は、四季折々のできごとをそのまま名前にしていて、5日ごとに新しい季節に移ります。
日本人は昔から、七十二候を田植えや稲刈りなど農耕の目安にし、節分やお彼岸、土用など季節の節目を知る暦として使っています。今では私たちの暮らしの中に溶け込み、馴染み深いものも少なくありません。また、七十二候では、植物や生き物たち、旬の食材などが紹介され、こまやかな季節の移ろいを感じるとることができます。
気候変動によって気候の変化も大きい現代には、少しずれているところもあるかもしれませんが、自然に寄り添う暮らしを思い出させてくれる知恵がいっぱいつまっています。

参考:白井明大・有賀一広(2020)『日本の七十二候を楽しむー旧暦のある暮らしー』角川書店.

 

写真=pixabay,photoAC
文=板倉由佳

 

EAT

Eat Act Tokyo 編集部 I つくる喜び、たべる楽しさ『自然にそった食べ方、暮らし方』をテーマに季節の食材を使ったレシピや心地よい食べ方を発信。私たちにも、地球にも、やさしい食べ方や暮らし方をご紹介しています。

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