季節のアドバイス「春」アーユルヴェーダ的季節の過ごし方

暖かくなると、花粉症や体のだるさ・眠気による不調を抱えている方も多いですよね。
今回は、春を健やかに過ごすための季節のアドバイスとして、アーユルヴェーダの中からどなたでも実践しやすいものをご紹介したいと思います。

春の訪れと変化による影響

春の雪解け

はじめに、春が訪れるとどのような変化がはじまっていくでしょう。

春は寒い時期から暑い時期へ移行していく季節です。
春のはじまりはまだまだま冬のような寒さを感じますが、春が終わりに近づくにつれ初夏の気候となり、少しずつじめじめ暑い季節に向かいます。

これは、アーユルヴェーダにある「パンチャマハブッダ(5大元素)」の「水」元素と「地」元素が高まり、それらの影響を受けているためです。

そして、私たちは気温が変化すると同時に体の中の変化を感じるようになります。

春は、美しい自然や明るい陽気に誘われるように、外へ出かけ過ごす機会を増やしたくなってくるでしょう。明るい陽気は、心に前向きさや華かさを与えてくれます。

このように、外出も増えるこの季節ですが、春のはじまりは、朝晩と日中の気温差もありますので、毎日の活動も負荷をかけすぎないように過ごすのがおすすめです。

季節のアドバイス~アーユルヴェーダ的「春」の過ごし方

深呼吸

ここからは、少し具体的にアーユルヴェーダの春の過ごし方をご紹介していきます。

春の過ごし方の参考

  • 運動(過度になりすぎない程度)を日常的に取り入れる
  • 呼吸法を積極的に日常に取り入れて実践する(1日30分以上がベスト)
    運動や呼吸は、身体や精神の巡りを促すためにおこなうことをおすすめします。
  • 巡りを活性化するためにセルフマッサージをおこなう/施術を受ける
  • 半身浴やサウナなどで体内に蓄積した老廃物の排出をおこなう
  • ほこりなどハウスダストに留意する
  • 消化に負担のかかる食事やお菓子やパン類など炭水化物を控えめにする
    (重みのある食事からシフトしていくため)
  • 遊び心をもってファッションや趣味など活動的になることを心がけてみる
    (春の陽気のように、心に明るさをもたらしてくれる)
    (冬に着ていたコートを脱ぐかのように軽やかさを意識する)
    (活動的になる季節感にあわせて軽やかさを促すため)
  • ファスティングに最も適している時期
    (体内に蓄積した老廃物(アーマ)の排出を促すため)

春の食生活

春の食事

ではつぎは、春の食生活を見ていきましょう。

春は、消化と代謝に影響を与え、免疫力と活力にも影響を及ぼします。
食生活では、寒い時期には体と心に滋養と栄養を与える濃厚なスープや煮込み料理を食べたくなりますが、季節の変化とともに徐々に軽めの食事やあっさりとした食事を欲するようになってきます。

春になり季節の移ろいに合わせて、食事もお腹に重みを与える食べ物や油っこい食べ物から、苦味や渋味の多い食べ物へと置き換えていきましょう。

体の中で起こるさまざまな変化を注意深く観察し、日常生活のバランスをとる必要があります。そして、消化を一度リセットすることもおすすめします。

冬に溜め込んだものを一掃して軽やかさを味わっていただきたいと思います。

春におすすめの食事

  • 冷たいものや体を冷やすものはとらないようにしましょう
  • アルコールはなるべく控えましょう
  • 薄味の食事に変化させましょう
  • 春の旬の野菜を積極的に食べる
    苦味のあるもの(芽キャベツ・ピーマン・ほうれん草・緑黄色野菜・グレープフルーツなど)
    渋味のあるもの(くるみ・豆類・ブロッコリー・苺など)を積極的に食べる
  • レンズ豆(ダール豆)や緑の豆(ムング豆)を蒸して、煮込み料理・カレー・サラダに混ぜるなどして食べる(豆ごはんもおすすめ)
  • 消化に負担のかかる肉類・小麦製品・乳製品・砂糖の量を控えめに調整する
  • 穀物も重めのもの(白米・もち米・うどん)から軽めのもの(押し麦や雑穀を混ぜる・蕎麦)も取り入れる
  • または、穀物を食べる量を控えめに調整する
  • スパイスを活用する
    特に生姜・にんにく・黒胡椒・ターメリック・クミン・マスタードシードなどのスパイスを積極的に料理に活用し消化をサポートする
  • お白湯をしっかりとる(一年中おすすめ)
  • 生はちみつをとる(可能であれば国産のものや有機のもの/生(ロー)はちみつを1日ティースプーン1杯)
    加熱したはちみつは摂らないようにしましょう(1年中ですがとくに春は厳禁)

春におすすめのジンジャーティーレシピ

ショウガレモン

【材料】

  • 皮付きショウガ
  • お湯
  • 生の有機はちみつ(オプション)
  • ミントのみじん切り(オプション)
  • レモンスライス(オプション)

【作り方】

  1. ショウガは、皮がついたままスライスする。
  2. 水を鍋に入れ沸騰させたらショウガを入れる。弱火にして15分程煮込む。
  3. 飲みにくい場合は、お好みでオプションを入れて飲んで下さい。

※生のはちみつは、加熱すると体に毒(アーマ)となるため、紅茶が冷めてから(60度以下)になってから入れ混ぜてください。

春の「クレンジング」を意識した生活

朝日起床

アーユルヴェーダには、伝統的なデトックス法の治療や自宅でできるデトックス法があります。ですが、日本ではアーユルヴェーダの治療はおこなっていませんので、自宅でできるセルフケアがおすすめです。

春はクレンジングにおすすめの季節なのですが、ファスティングにいきなり取り組むとなると、人によっては大きなストレスを感じてしまうかもしれません。

はじめてファスティングやプチ断食などをおこなうという方は、まずは上記の「春の過ごし方の参考例」や「春におすすめの食事」を実践してみましょう。

基本的には、消化に負担をかけない食事を心がけ、週末などのお休みを利用してご自身の消化に注意深く意識を傾け、リラックスすること。何もしない時間をつくることもおすすめです。

胃腸に休息を与えることもおすすめです。準備運動をするかのように、徐々に食事を軽くして、再びゆっくり元に戻していきましょう。

アーユルヴェーダ的「春」の1日

そのほか、アーユルヴェーダの「春におすすめの1日の過ごし方」をご紹介したいと思います。

起床:午前6時~7時に目を覚まし、朝のエネルギー春のエネルギーを活力として活用します。

朝起きたら、部屋に外の外気を取り入れ換気をおこないましょう。また、家に長時間いるとき、暖房機器を使用しているときなど新鮮な空気を部屋の中に取り入れると循環が生まれます(花粉症がつらいという方は難しいかもしれませんが可能な範囲で)。

昼食:食事は、昼食を一日の最大にして、夜は軽めに済ませます。お白湯を飲んで、体内のめぐりをよ良くしましょう。

夕食:19時までに済ませます。

就寝:22時に就寝しましょう。

あなたの体と心が新しい春の環境に順応していけるよう、十分な休息の時間・睡眠・運動を基本として春の過ごし方や栄養価の高い春の食事をおこなってみてください。

春のクレンジングに成功できたら、私たちは栄養吸収アップや心身の安定性を得て、深層からのリラクゼーションを楽しむことができ、体だけでなく心の変化も感じていただけるはずです。

季節の移行は避けられませんが、上手にその移行に寄り添いながら、ご自身の体や心に意識を向けてみましょう。
花粉症に悩んでいる方も、無理のない範囲でぜひ実践してみてください。

自然界の営みによって新しく生命が芽き、徐々に花開いていく明るい春を、健やかさと共に楽しみながらお過ごしください。

 

文=AYUWEDA菊澤理恵

 

Eat Act Tokyo アーユルヴェーダ無料メール登録はこちら↓
アーユルヴェーダを今すぐ役立てるためのコツをお届けする無料メール講座

 

EAT

Eat Act Tokyo 編集部 I つくる喜び、たべる楽しさ『自然にそった食べ方、暮らし方』をテーマに季節の食材を使ったレシピや心地よい食べ方を発信。私たちにも、地球にも、やさしい食べ方や暮らし方をご紹介しています。

関連記事

Eat Act Tokyo 無料メール登録

自然に寄り添う暮らし・食・健康

ナチュラルセルフケア情報を不定期で配信!

 






アドバイザー

認定講師バナー

Recent posts-最近の記事

  1. 【自然にそった暮らし】第四十六候「雷乃収声 かみなりすなわちこえをおさむ」秋分・初候

  2. 【自然にそった暮らし】第四十五候「玄鳥去 つばめさる」白露・末候

  3. 季節のアドバイス「秋」アーユルヴェーダ的秋のビューティーケア