季節の手仕事

自家製最高~!失敗しない「いくらの醤油漬け」作り方

調理時間
30分

生筋子を見かけたら、ぜひ作ってほしいのが自家製いくらの醤油漬け。
いくらのフレッシュさや触感をより楽しめるのもやはり自家製ならでは!! 一度作ると毎年作りたくなる方も多いと思います。

市販の醤油漬けだと、味が濃く感じたりしょっぱいという人は、絶対に自家製がおすすめ。 また自分で作るとリーズナブルに贅沢にいくらを楽しむことができますし、お正月用として作り冷凍保存ておくことも可能です。

自家製なので使っている調味料も見えて安心・安全なことも嬉しいですよね。

秋(10月終わり~11月)になると鮮魚コーナーで見かけるようになるので、秋の味覚としてもぜひお楽しみください。

鮮度のいい筋子の選び方

  1. 色はきれいなオレンジ(朱色)
    鮮度のよい筋子は、一粒ひと粒がきれいなオレンジ色(朱色)をしています。
    黒っぽくないものを選びましょう。
  2. 血筋がないものがいい
    血筋(血管)がないもののほうが鮮度が高いので血筋のない、膜に張りがあるものを選びましょう。
  3. 11月中旬頃までがおすすめ
    11月中旬ころまでに出回るものは、卵殻膜が薄くよりおいしいそうです。
    ちなみに、粒の大きさは出回る時期によっても違うのであまり気にせず、新鮮なものを選ぶようにしましょう。

購入したらその日に漬けます。

※上記画像をスライドしてみると、手順の順番が写真で分かります。

材料

材料
分量
鮮度のいい筋子
200~250g
★淡口醤油
大さじ2と1/2
★みりん
大さじ2
★酒
大さじ1
塩(筋子の下処理用)
用意する水の1%濃度
40℃のぬるま湯
2~3ℓくらい
保存容器

作り方

1

保存瓶を煮沸消毒しておく。

2

★のついた材料(調味液)を鍋に入れ、煮切ってアルコール分をとばす。ふつふつと沸騰した状態で1~2分ほど。それから火を止め調味液を冷ましておく。

3

筋子の下処理用に、約1%の塩分濃度の40℃のぬるま湯を2~3リットルくらい用意する(2リットルの水で大さじ1強)。
※塩水を使うことで、筋子がほぐれやすくな卵が割れにくいことと、いくら本来のおいしさが逃げない。

4

ボウルに筋子が浸かるくらいのぬるま湯を入れそこに筋子を入れ、ぬるま湯の中で一粒ひと粒ほぐしばらしていく。このとき親指の腹でやさしく膜から剝がすようにとる。
(※水ではなくぬるま湯に入れて下処理するのは、そのほうがほぐれやすいから。ぬるま湯に入れると、いくらが少し白っぽく見えますが、最終的に調味液につけるときは透明になるのでそのまま進めましょう。)

5

薄皮や膜がすべて取れたら、底からやさしくかき混ぜて白い膜を浮かせ、上澄みと一緒に流す。このとき、全部のぬるま湯は捨てずに、いくらが浸かってるくらい残す。そこにまた新たなぬるま湯を足していき、同じようにやさしくかき混ぜて、白い幕や余分なものを浮かせ、上澄みと流す。この作業を6回ほど繰り返す。

6

これを繰り返し、白い膜や汚れがほとんどなくなったらざるに上げ、5分ほど置き水分を切る。

7

清潔な保存容器にいくらを移し、そこに事前に作り冷ましておいた調味液を加えて冷蔵庫で一晩置いて完成!

作るときと保存のポイント!

作るときのポイント

  • 筋子の下処理には、ただの水ではなく、塩水(0.5~1%濃度)を使うこと
  • 稀にアニサキスがいる場合があるようなので、しっかり目で確認することが大事です。
    鮮魚コーナーにも貼紙で案内しています。
    筋子の場合はアニサキスが隠れる場所がないので下処理時によく洗い、目で確認し取り除いてください
  • 筋子の下処理に塩水を使用するのは、筋子がほぐしやすくなることと味が抜けないようにするため
  • いくらの白い小さな膜は洗うたびに浮き上がってくるので、全部取り除かなくても大丈夫。ある程度なくなればそのままざるに上げてよいです
  • 調味液に使用するお醤油は淡口でなくても濃口でも大丈夫です。 お好みでどうぞ。
    淡口のほうがいくらの色がきれいに仕上がります
  • 300~400gで調味液を倍の量でおいしく仕上がると思います

保存時のポイント

  • 冷蔵保存で約1週間保存可能。早めに食べましょう
  • 食べきれない分は、作った翌日に漬け汁ごと小分けにして冷凍保存しましょう
    作りたてよりは多少味は落ちますが、おいしくいただけます

秋の味覚で手仕事を楽しみ、味わい、季節をめいいっぱい感じる時間は本当に幸せです。
ぜひお試しください。

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