【自然にそった暮らし】第二候「黄鶯睍睆 うぐいすなく」立春・次候

今回は、自然にそった暮らし、七十二候の第二候「黄鶯睍睆」について。
東風解凍は、「うぐいすなく」と読みます。

七十二候は立春の初候「東風解凍」から次候「黄鶯睍睆」へ移りました。
いまの2月9日~13日ころになります。

七十二候は、自然に寄り添う暮らし方の知恵を紹介してくれています。
そのなかでも、EATでは旬の食材についてご紹介しています。自然にそった食べ方の参考にしていただけると嬉しいです。

二十四節気「立春(りっしゅん)」

立春とは、二十四節気の中で1番最初にくる節気で、正月節ともいいます。立春の前日が節分です。

立春から春分までの間に吹く南寄りの強風を「春一番」といいます。

七十二候「黄鶯睍睆(うぐいすなく)」

黄鶯睍睆

新暦で2月9日~13日ころ。

黄鶯睍睆とは、早春に鳴く「春告鳥」とも呼ばれている鶯が、美しい声で鳴きはじめるころのことです。
黄鶯は「鶯」、睍睆は「鳴き声がよい」という意味です。

鶯のオスのさえずりは1年を通して変化します。ホーホケキョというさえずりが有名ですが、これはオスが求愛のときや縄張りに侵入者がいたときにさえずります。オスは春夏にかけてはケキョケキョとさえずり、これを「鶯の谷渡り」、オスの秋冬やメスは1年を通してチャッチャッと鳴き、これを「笹鳴き」といいます。

以前は梅が咲きはじめる季節にちなんで「梅花乃芳(うめのはなかんばし)」とも呼ばれていました。

旬の食材「さやえんどう」

「立春」旬の野菜

さやえんどうの旬は春から初夏です。

「実えんどう」が大きくなる前に、若取りし皮ごといただくのが「さやえんどう」です。
中の豆がある程度大きくなってから、豆がまだやわらかいうちに収穫するのが「グリンピース」、熟した豆を収穫したものが「えんどうまめ」です。

さやえんどうは緑黄色野菜で、さやごと食べるのでカロテンがたくさん摂取できる食材です。
また、カリウムやビタミンB群が豊富です。さらに必須アミノ酸のリジンも含んでいます。このリジンは、体の成長促進、集中力を高めてくれる作用があるといわれています。

さやえんどうの選び方
ツヤ、ハリがあり、鮮やかな濃い緑色で、実が平らなもの、さやの先端にある白っぽいヒゲがピンとしているものを選びましょう。

さやえんどうは、乾燥しないように包み野菜室で保存しましょう。冷凍する際は下茹でしてから冷凍するのがよいです。生のまま冷凍して解凍すると食感が変化してしまうので、生のまま冷凍する場合は凍ったまま加熱するのがおすすめです。

旬の食材は栄養価も高く、一番おいしいとき!
皆さんはさやえんどうで何を作りますか?

「身土不二」暮らす土地の旬の食材をたくさんいただきたいですね!!

 

【七十二候とは】
日本には、一年を4つに分けた「春夏秋冬」のほかに、一年を24等分し季節を表す「二十四節気」、さらに細かく一年を72等分した「七十二候」という暦があります。
七十二候は、四季折々のできごとをそのまま名前にしていて、5日ごとに新しい季節に移ります。
日本人は昔から、七十二候を田植えや稲刈りなど農耕の目安にし、節分やお彼岸、土用など季節の節目を知る暦として使っています。今では私たちの暮らしの中に溶け込み、馴染み深いものも少なくありません。また、七十二候では、植物や生き物たち、旬の食材などが紹介され、こまやかな季節の移ろいを感じるとることができます。
気候変動によって気候の変化も大きい現代には、少しずれているところもあるかもしれませんが、自然に寄り添う暮らしを思い出させてくれる知恵がいっぱいつまっています。

参考:白井明大・有賀一広(2020)『日本の七十二候を楽しむー旧暦のある暮らしー』角川書店.

 

写真=pixabay,photoAC
文=板倉由佳

 

EAT

Eat Act Tokyo 編集部 I つくる喜び、たべる楽しさ『自然にそった食べ方、暮らし方』をテーマに季節の食材を使ったレシピや心地よい食べ方を発信。私たちにも、地球にも、やさしい食べ方や暮らし方をご紹介しています。

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