【自然にそった暮らし】第六十候「橘始黄 たちばなはじめてきばむ」小雪・末候

今回は、自然にそった暮らし、七十二候の第六十候「橘始黄」について。
橘始黄は、「たちばなはじめてきばむ」と読みます。

七十二候は小雪の次候「朔風払葉」から末候「橘始黄」へ移りました。
いまの12月2日~6日ころになります。

七十二候は、自然に寄り添う暮らし方の知恵を紹介してくれています。
そのなかでも、EATでは旬の食材についてご紹介しています。自然にそった食べ方の参考にしていただけると嬉しいです。

二十四節気「小雪(しょうせつ)」

小雪とは、寒さが進み、わずかながら雪が降りはじめるころです。
小春日和の暖かい日もありますが、冬到来の時期です。

七十二候「橘始黄(たちばなはじめてきばむ)」

橘始黄

新暦で12月2日~6日ころ。

橘始黄とは、橘の実が黄色く色づいてくるころのことです。

橘とは日本に自生する唯一の野生のみかんです。橘は常緑樹で5~6月に花を咲かせ、冬に黄色い実をつけます。

『古事記』や『日本書紀』の中で不老不死の実『非時香果(ときじくのかくのこのみ)』と記されているのが橘といわれています。

旬の食材「セロリ」

橘始黄 旬の味覚

セロリの旬は11月から5月。
独特の香りと味で好き嫌いが分かれる野菜のひとつですね。

セロリにはむくみの予防、解消、高血圧予防が期待されるカリウムが豊富に含まれています。またβ-カロテンも含まれています。体内で必要に応じてビタミンAに変換され、風邪や感染症予防、免疫力を高めてくれる効果があるといわれています。特に葉の部分に多くのβ-カロテンが含まれています。

セロリの香りは独特ですが、約40種の香りが含まれており、食欲増進やイライラを鎮め、精神を安定させてくれる作用があるといわれています。

セロリの選び方
葉がシャキッとして鮮やかな濃い緑のもの、茎が太くて肉厚なものを選びましょう。

保存する際は、葉と茎を切りわけ、キッチンペーパーなどで包み、保存袋などに入れてから、立てて冷蔵庫の野菜室へ入れましょう。

旬の食材は栄養価も高く、一番おいしいとき!
皆さんはセロリで何を作りますか?

「身土不二」暮らす土地の旬の食材をたくさんいただきたいですね!!

 

【七十二候とは】
日本には、一年を4つに分けた「春夏秋冬」のほかに、一年を24等分し季節を表す「二十四節気」、さらに細かく一年を72等分した「七十二候」という暦があります。
七十二候は、四季折々のできごとをそのまま名前にしていて、5日ごとに新しい季節に移ります。
日本人は昔から、七十二候を田植えや稲刈りなど農耕の目安にし、節分やお彼岸、土用など季節の節目を知る暦として使っています。今では私たちの暮らしの中に溶け込み、馴染み深いものも少なくありません。また、七十二候では、植物や生き物たち、旬の食材などが紹介され、こまやかな季節の移ろいを感じるとることができます。
気候変動によって気候の変化も大きい現代には、少しずれているところもあるかもしれませんが、自然に寄り添う暮らしを思い出させてくれる知恵がいっぱいつまっています。

参考:白井明大・有賀一広(2020)『日本の七十二候を楽しむー旧暦のある暮らしー』角川書店.

 

写真=pixabay,photoAC
文=板倉由佳

 

EAT

Eat Act Tokyo 編集部 I つくる喜び、たべる楽しさ『自然にそった食べ方、暮らし方』をテーマに季節の食材を使ったレシピや心地よい食べ方を発信。私たちにも、地球にも、やさしい食べ方や暮らし方をご紹介しています。

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