【自然にそった暮らし】第三十五候「土潤溽暑 つちうるおうてむしあつし」大暑・次候

今回は、自然にそった暮らし、七十二候の第三十五候「土潤溽暑」について。
土潤溽暑は、「つちうるおうてむしあつし」と読みます。

七十二候は大暑の初候「桐始結花」から次候「土潤溽暑」へ移りました。
いまの7月27日~8月1日ころになります。

七十二候は、自然に寄り添う暮らし方の知恵を紹介してくれています。
そのなかでも、EATでは旬の食材についてご紹介しています。自然にそった食べ方の参考にしていただけると嬉しいです。

二十四節気「大暑(たいしょ)」

大暑とは梅雨が明け夏のもっとも暑いころのことですが、実際の暑さのピークはもう少しあとになります。
夏の土用は、大暑の間中続きます。

七十二候「土潤溽暑(つちうるおうてむしあつし)」

ひまわり

新暦で7月27日~8月1日ころ。

土潤溽暑とは、太陽の熱が土の中の水分を蒸発させ、むわっとした熱気がまとわりつく蒸し暑いころのこと。

日本では昔から打ち水や夕涼み、風鈴を飾る、金魚を愛でるなどして涼をとってきました。また、現在では冬の飲み物というイメージがあるかもしれませんが、「飲む点滴」といわれるほど栄養豊富な甘酒を、疲労回復の栄養ドリンクとして飲んでいたといわれています。

旬の食材「枝豆」

枝豆

枝豆は大豆が熟す前の緑色の時期に収穫したものです。
枝付きのまま収穫されたところから、その名がついたといわれています。
黒豆の未熟豆のことも枝豆と呼びます。枝豆といっても、だだちゃまめ、茶まめ、丹波の黒大豆など、産地や品種もさまざまあります。

枝豆のタンパク質に含まれるメチオニンは、アルコールの分解や肝臓の働きを助けてくれるといわれています。夏に定番となっている、ビールと枝豆は栄養面からみても相性がいいようです。

また、野菜には少ないといわれている、ビタミンB1や、ビタミンB2が含まれていて、代謝を助けてくれます。さらにビタミンAやビタミンC、カリウムや鉄分も含まれており、むくみ解消や、貧血予防にも。

枝豆を選ぶ際は、さやが青くふっくらとしているもの、産毛が付いていて、しっかりと立っているものを選びましょう。

枝豆は鮮度が落ちやすいので、なるべく早めに塩茹でしましょう。
茹でてそのままいただくのも美味しいですが、枝豆ごはんや、かき揚げもおいしいですね。

旬の食材は栄養価も高く、一番おいしいとき!
皆さんは枝豆で何を作りますか?

「身土不二」暮らす土地の旬の食材をたくさんいただきたいですね!!

 

 

【七十二候とは】
日本には、一年を4つに分けた「春夏秋冬」のほかに、一年を24等分し季節を表す「二十四節気」、さらに細かく一年を72等分した「七十二候」という暦があります。
七十二候は、四季折々のできごとをそのまま名前にしていて、5日ごとに新しい季節に移ります。
日本人は昔から、七十二候を田植えや稲刈りなど農耕の目安にし、節分やお彼岸、土用など季節の節目を知る暦として使っています。今では私たちの暮らしの中に溶け込み、馴染み深いものも少なくありません。また、七十二候では、植物や生き物たち、旬の食材などが紹介され、こまやかな季節の移ろいを感じるとることができます。
気候変動によって気候の変化も大きい現代には、少しずれているところもあるかもしれませんが、自然に寄り添う暮らしを思い出させてくれる知恵がいっぱいつまっています。

 

参考:白井明大・有賀一広(2020)『日本の七十二候を楽しむー旧暦のある暮らしー』角川書店.

 

写真=pixabay,photoAC
文=板倉由佳

 

EAT

Eat Act Tokyo 編集部 I つくる喜び、たべる楽しさ『自然にそった食べ方、暮らし方』をテーマに季節の食材を使ったレシピや心地よい食べ方を発信。私たちにも、地球にも、やさしい食べ方や暮らし方をご紹介しています。

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