【自然にそった暮らし】第三十六候「大雨時行 たいうときどきふる」大暑・末候

今回は、自然にそった暮らし、七十二候の第三十六候「大雨時行」について。
大雨時行は、「たいときどきふる」と読みます。

七十二候は大暑の次候「土潤溽暑」から末候「大雨時行」へ移りました。
いまの8月2日~6日ころになります。

七十二候は、自然に寄り添う暮らし方の知恵を紹介してくれています。
そのなかでも、EATでは旬の食材についてご紹介しています。自然にそった食べ方の参考にしていただけると嬉しいです。

二十四節気「大暑(たいしょ)」

大暑とは梅雨が明け夏のもっとも暑いころのことですが、実際の暑さのピークはもう少しあとになります。
夏の土用は、大暑の間中続きます。

七十二候「大雨時行(たいうときどきふる)」

大雨時行 たいうときどきふる

新暦で8月2日~6日ころ。

大雨時行とは、急に激しく雨が降り出すころ。
きれいな青空に広がる入道雲が突然の夕立に。

たくさんの蝉が一斉に鳴き始め、まるで時雨が降ってきたかのように大音量で聞こえることを、蝉時雨(せみしぐれ)といいます。
蝉は夏の季語、時雨は冬の季語ですが、蝉時雨は夏の季語になります。

旬の食材「すいか」

すいか

すいかの旬は夏。ですが、すいかの季語は秋になります。
なぜ、すいかの季語が秋なの?と不思議に思いますよね。
現在では、すいかは5月ごろから売られ始めるようになりましたが、昔は立秋(現在の8月8日ころ)を過ぎたあたりから出回り始めていたためといわれています。

原産はアフリカで、そこから中国へ渡り、その後日本に伝わったといわれています。

赤いすいかには、βカロテンとリコピンが豊富に含まれ、免疫力を高めてくれます。カリウムも多く含まれ、利尿作用によりむくみ解消や、夏バテによる疲労回復や眼病予防になるそうです。

黄色いすいかにはリコピンは含まれておらず、その代わりに黄色い色素であるキサントフィルが含まれています。抗酸化作用があり、目の疲れにもよいといわれています。

同じすいかですが、色によって含まれる栄養素がちがうのは、興味深いですね。
この夏は、すいかの色ごとに食べ比べをしてみてはいかがでしょうか?

旬の食材は栄養価も高く、一番おいしいとき!
皆さんはすいかで何を作りますか?

「身土不二」暮らす土地の旬の食材をたくさんいただきたいですね!!

 

【七十二候とは】
日本には、一年を4つに分けた「春夏秋冬」のほかに、一年を24等分し季節を表す「二十四節気」、さらに細かく一年を72等分した「七十二候」という暦があります。
七十二候は、四季折々のできごとをそのまま名前にしていて、5日ごとに新しい季節に移ります。
日本人は昔から、七十二候を田植えや稲刈りなど農耕の目安にし、節分やお彼岸、土用など季節の節目を知る暦として使っています。今では私たちの暮らしの中に溶け込み、馴染み深いものも少なくありません。また、七十二候では、植物や生き物たち、旬の食材などが紹介され、こまやかな季節の移ろいを感じるとることができます。
気候変動によって気候の変化も大きい現代には、少しずれているところもあるかもしれませんが、自然に寄り添う暮らしを思い出させてくれる知恵がいっぱいつまっています。

 

参考:白井明大・有賀一広(2020)『日本の七十二候を楽しむー旧暦のある暮らしー』角川書店.

 

写真=pixabay,photoAC
文=板倉由佳

EAT

Eat Act Tokyo 編集部 I つくる喜び、たべる楽しさ『自然にそった食べ方、暮らし方』をテーマに季節の食材を使ったレシピや心地よい食べ方を発信。私たちにも、地球にも、やさしい食べ方や暮らし方をご紹介しています。

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