【自然にそった暮らし】第七候「蟄虫啓戸 すごもりむしとをひらく」啓蟄・初候

今回は、自然にそった暮らし、七十二候の第七候「蟄虫啓戸」について。
蟄虫啓戸は、「すごもりむしとをひらく」と読みます。

二十四節気では「雨水」から「啓蟄」へと移りました。蟄虫啓戸は、啓蟄のはじめの七十二候「初候」です。
いまの3月5日~9日ころになります。

七十二候は、自然に寄り添う暮らし方の知恵を紹介してくれています。
そのなかでも、EATでは旬の食材についてご紹介しています。自然にそった食べ方の参考にしていただけると嬉しいです。

二十四節気「啓蟄(けいちつ)」

啓蟄とは、大地が暖まり土中の冬ごもりしていた虫などが穴の中から地上に出てくるころをいいます。
ひと雨ごとに春の陽気になっていく時期です。

七十二候「蟄虫啓戸(すごもりむしとをひらく)」

蟄虫啓戸土の中から出てくる「蟻」

新暦で3月5日~9日ころ。
冬ごもりしていた虫が土の中から姿を現すころ。虫に限らず蛇やカエル、トカゲなどの生き物たちが目覚め現れるころです。
このころになると日ごと春の陽気を感じ、ポカポカ心地よく過ごせる日も多くなります。

旧暦の2月8日、新暦でいうと2月下旬~3月中旬頃は事始めといい、祭事や農業をはじめる日とされていました。

旬の食材「わらび」

蟄虫啓戸「旬の食材わらび」

春の訪れを感じる「山菜」を見かける時期です。
わらびは、おひたし、和え物、炒め物、ナムル、お漬物と、いろいろなレシピで楽しめます。

わらびは、あくがあるので、あく取りをしてから調理します。
わらびのあくは強く、生のまま食べると中毒を起こしてしまいます。あく抜きをすれば安心しておいしくいただけます。

わらびのあく抜きの仕方

【材料】

  • わらび
  • 重曹(食品用)水2リットルに対し茶さじ1杯程度
  • たっぷりの水

※茶さじは、小さじより少ない量です。重曹の入れすぎには注意です。

【あく抜きの仕方】
わらび(ぜんまいも同じ)は購入してきたら早めにあく抜きをしましょう。
あく抜き後、冷蔵庫に保存しておきます。保存方法もご紹介していますので参考ください。

  1. わらびの根元の硬い部分を取り除く。
  2. わらびを水洗いする。
  3. 大きめの鍋に水を入れ、火にかける。
  4. お湯が沸騰したら重曹を入れる。
  5. 火をとめて、粗熱をとる。沸騰直後のお湯は熱すぎるので、必ず少し冷ましてから。
  6. わらびを入れる。わらびが完全にお湯に浸かるようにする。
  7. そのまま半日~ひと晩ほど置く。

わらびが好みのやわらかさになったらあく抜き完了。
鍋から取り出し流水で水洗いします。

あくを抜いたあとは、そのまま調理したり味付けしていただけます。

また、保存方法は、容器に水を入れそこにあく抜きしたわらびを入れ冷蔵保存します。
2~3日以内で食べきってください。その間、毎日保存容器の水を変えましょう。

旬の食材は栄養価も高く、一番おいしいとき!
皆さんはわらびで何を作りますか?
「身土不二」暮らす土地の旬の食材をたくさんいただきたいですね!!

 

【七十二候とは】
日本には、一年を4つに分けた「春夏秋冬」のほかに、一年を24等分し季節を表す「二十四節気」、さらに細かく一年を72等分した「七十二候」という暦があります。
七十二候は、四季折々のできごとをそのまま名前にしていて、5日ごとに新しい季節に移ります。
日本人は昔から、七十二候を田植えや稲刈りなど農耕の目安にし、節分やお彼岸、土用など季節の節目を知る暦として使っています。今では私たちの暮らしの中に溶け込み、馴染み深いものも少なくありません。また、七十二候では、植物や生き物たち、旬の食材などが紹介され、こまやかな季節の移ろいを感じるとることができます。
気候変動によって気候の変化も大きい現代には、少しずれているところもあるかもしれませんが、自然に寄り添う暮らしを思い出させてくれる知恵がいっぱいつまっています。

 

参考:白井明大・有賀一広(2020)『日本の七十二候を楽しむー旧暦のある暮らしー』角川書店.

 

EAT

Eat Act Tokyo 編集部 I つくる喜び、たべる楽しさ『自然にそった食べ方、暮らし方』をテーマに季節の食材を使ったレシピや心地よい食べ方を発信。私たちにも、地球にも、やさしい食べ方や暮らし方をご紹介しています。

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