自家製調味料

簡単でお鍋が何倍もおいしくなる!自家製ポン酢レシピ/作り方/栄養素

調理時間
10分
費用目安
1000円以内

鍋料理はもちろん、さまざまな料理に使える自家製ポン酢。
お好みの柑橘類を搾って混ぜるだけで、簡単に手作りできます。

今回は橙を使いますが、レモン、ゆずなどその他の柑橘類でも楽しめます。
橙はクセがなくまた、果汁もたっぷりのため、ポン酢作りに最適です。どんなお料理にもアレンジして使いやすいのが橙ポン酢の魅力です。

作りたてのフレッシュなポン酢はもちろんですが、熟成させてもおいしく楽しめます。残った皮は、手作りマーマレードジャムにするのもおすすめです。

何より、ポン酢を手作りするだけで、普段のお鍋が何倍もおいしくなります。

材料(仕上がり500cc強)

材料
分量
保存容器
ホーローまたはガラス製のものがよい(冷蔵庫に入る大きさ)
橙搾り汁
250cc(橙は小~中で1.5個分で100cc強搾れます。お好みの柑橘類でも可
醤油
250cc
みりん(煮切ったもの)
~50cc(好みで調整する)
昆布 
5g(なくてもいいが、あるとよりうまみアップ)

作り方

1

保存容器を煮沸消毒または、アルコールで拭いておく。

2

橙を搾って保存容器にうつす。このとき、種が入らないように濾しながら入れる。

3

分量の醤油を①に入れる。軽くかき混ぜて味見をする。
甘めの醤油を使う方はみりんを入れなくてもよいですが、ここで必ず味見をして自分の好みの味に調整する。追熟した橙果汁にも甘味があります。

4

(もっと甘味が欲しい方は、②に分量のみりんを加える。)
そして昆布を加え、かき混ぜる。
(※昆布もみりんも入れなくても素材を感じられて、シンプルでおいしいです。お好みでどうぞ。)

5

2~3日したら昆布を取り出して完成。

ポイントと保存方法

作るときのポイント

甘めの醤油やオレンジ色に追熟した橙を使用する場合、みりんを省いてもよいです。
また作ってすぐに使う場合は、昆布も省いてもいいです。
みりんも昆布もお好みでどうぞ!!

うまみたっぷりのポン酢にしたい方は、鰹節を20gほど入れて、昆布と一緒に取り出します。

このレシピでは橙果汁や醤油を混ぜてから加熱していないため、みりんを入れる場合は煮切ったものを使いましょう。生にこだわらない場合は、醤油、みりん、橙果汁を混ぜ合わせた後、ひと煮立ちさせて作ってもよいです(本みりんは約14%ほどのアルコール分を含むので、煮切りましょう)。

保存方法

保存方法は、冷蔵保存です。このレシピは加熱していないため必ず冷蔵保存してください。
冷蔵保存で6か月~1年ほどは保存可能です。生ものですので早めに使い切るのがおすすめです。

1か月~3か月寝かせたものは、作りたてのものより角がとれ、まろやかなやさしい味に仕上がります。

材料がシンプルなだけに、醤油やみりんなどこだわったものを使うとよりおいしくいただけます。発酵食品をはじめ、自家製調味料や保存食作りが注目されている今、自家製ポン酢はとても簡単に作れるので、ぜひお試しください。

▶ポン酢を使った常備菜レシピはこちら↓

 

橙の由来と栄養素について

橙とは

縁起物として昔からお正月飾りやお料理に使われている橙。
「橙ってなに?」と、知らないと思っていた方でも見たことのある、鏡餅の上に飾っているあの柑橘類です。

熟した果実でも木から落ちることなく、収穫しなければ同じ樹で新旧どちらの(代々)の果実を見ることができることから、子孫が代々繁栄することに通じると、「代々」→「橙」と呼ばれ、縁起物としてお正月に用いられるようになったという歴史があります(農研機構 一押し旬の話題より)。

橙は、古くから生薬として利用され、橙皮(とうひ)や枳実(きじつ)として知られています(橙、ウンシュウミカンの未熟果実を二つに切って乾燥したものを枳実という)。

橙の栄養素としては、抗酸化力が期待できるビタミンC, Eが多く含まれ、また橙に含まれるクエン酸には、疲労によってできる乳酸を分解したり、乳酸の生成を抑制したりという働きがあります。

また、血液サラサラ効果や骨粗鬆症の予防も期待できる食材です。
※クエン酸はキレート作用によりカルシウムの吸収率を高めてくれます。

橙はみかんのようにそのまま食べるというには不向きな食材。かなり酸っぱく、皮は苦みも強めの柑橘類です。
果汁が豊富なことから、ポン酢など食酢、マーマレードジャムにするなどに向いています。
橙の皮は香りが高く、果汁はクセがなく、さっぱりしていて爽やかな味。どんなお料理にも合いやすい味です。

小さい頃から風邪気味のときには橙果汁を搾り、はちみつや黒砂糖と一緒にコップに入れて、そこに少しお湯を入れたものを飲んでいます。酸っぱいですが、風邪の引きはじめにおすすめです。
また、搾り汁はお酒と割っていただいてもおいしいです。

果汁を搾った後の皮は、自家製マーマレードジャムづくりに!
その他、乾燥させた皮をお風呂に入れて入浴剤としても楽しめます。

冬至のお風呂
(冬至にゆずと一緒にドライの橙の皮を入れて楽しみました)

余すことなく丸ごと活用できる万能食材として、毎年この時期を楽しみにしています。

 

 

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